wordpressとherokuで自作サイトを構築するメリット、デメリット

wordpressとherokuで自作サイトを構築するメリット、デメリット

こんにちは。
今の時代、ほとんどの人がSNSやブログなど、web上で自分を表現するコンテンツを持っているかと思いますが、広告収入を狙ったり、拡張性、オリジナル性の観点から、自分専用のサイトを作ることを検討しているという方も少なくはないでしょう。
そのような場合、wordpressを利用してサイトを構築し、herokuを実行環境とするというのは、検討すべき手段の一つだと思います。
ただ、実際にそうするには、どのような知識やスキルが必要か、どのようなメリットとデメリットがあるのか気になる方が多いのではないでしょうか。

そこで、このサイトはwordpressで構築し、herokuを実行環境としていますので、実際に自分でやってみて感じたメリットとデメリットをまとめて共有できればと思います。
誰かに依頼せず自分だけでやったので、良くも悪くも個人的な意見でしかありませんが、参考になればと思います。

ちなみに、あくまでメリットとデメリットをお伝えするものであり、実際に構築する手順を説明するものではありませんので、ご注意ください。

メリット

まず、メリットとしては以下の通りです。

  1. 構築、運用にかかる費用がほぼ無料
  2. (慣れれば)デプロイが楽

では、一つひとつ説明していきます。

構築、運用にかかる費用がほぼ無料

まず、wordpressのテンプレートを使って自分で作るので、サイトの制作費はもちろん無料です。
よほど凝ったデザインやコンテンツを必要としない限り、wordpressの無料で提供されているテーマでこと足りると思いますので、ここにお金をかけるケースは少ないかと思います。

そして、自作サイトで一番お金がかかる部分となるのが、サーバーの利用料金です。
自作サイトを運用するためにサーバーをレンタルする必要があるのですが、このレンタルによって、月額で数百円から数千円かかってきます。
数百円ならたいしたことないように思いますが、それを継続して払い続けなければならないことを考えると、ちょっと気が引けますよね。

herokuの場合、このサーバー利用にかかる費用がありません。
無料です。
厳密に言うと、heroku上で実行するアプリケーションの実行時間に制限があったり、サーバー容量に制限があり、それ以上使うなら課金しなければならないのですが、単純に自作サイトを運用するだけならば、無料の制限の範囲内で収まりますので問題ありません。

その他に費用がかかる部分は、通信の暗号化のためのSSLの導入と、独自ドメインの取得かと思います。
この費用はピンキリで、数百円から数万円まで範囲があります。
ここはherokuだから無料だという違いはありませんので説明は割愛しますが、このサイトは、cloudflareというDNSサーバーシステムを提供しているサービスを利用して無料で通信の暗号化をしています。
そして唯一お金がかかっている部分が独自ドメインです。
僕の場合、ドメイン取得に際してちょっとだけお金を使ったので、「ほぼ無料」という言葉を使いました。
無料でドメイン取得をすれば、完全無料で自作サイトの構築、運用までできますね。

(慣れれば)デプロイが楽

デプロイというのは、簡単に言うと自分が作ったサイトをサーバー上にアップしてweb上に公開することなのですが、この作業がherokuは慣れればとても楽です。

普通のレンタルサーバーだとFTPなどで自分でファイルをアップロードをするケースが多いと思いますが、herokuの場合は、Gitでファイルの管理をしているため、Gitのコマンドだけでデプロイ可能です。

僕の場合、cloud9というクラウドIDEを使ってファイルの編集をしているのですが、cloud9とGitHubを連携しており、cloud9上でプッシュをするとGitHubのリポジトリにプッシュされるようにしています。
そして、GitHubとherokuも連携しているため、GitHubにプッシュがあった時点でherokuに自動デプロイされます。

つまり、cloud9->GitHub->herokuという流れで連携されているので、意識的にはcloud9でプッシュするだけでherokuにデプロイされるイメージです。

しかし、ここでメリットとして挙げたGitで管理可能なため、デプロイが楽という部分がデメリットにもなります。

デメリット

つぎにデメリットです。

  1. wordpressの管理画面上でテーマ、プラグインの追加ができない
  2. wordpressの管理画面上でファイルのアップロードができない

wordpressの管理画面上でテーマ、プラグインの追加ができない

そもそものwordpressの特徴であり、利点でもある、管理画面上でのテーマ、プラグインの追加機能が、herokuの場合は使えません。

厳密に言うと、管理画面上でテーマ、プラグインを追加してもしばらくすると消えます。
なぜかというと、メリットの方でもあげたようにGitでファイルを管理しているからです。
Gitのバージョン管理下に無いファイルはもちろん次に起動するときには消えてしまうので、ちゃんと追加するには、テーマ、プラグインのファイルを直接ダウンロードして、ダウンロードしたファイルをGitの管理下に置いて、デプロイする必要があります。

これは普段からwordpressを使っている方、もしくは、Gitの知識が無い方には致命的なデメリットでしょう。
しかし、このGitにまつわるデメリットはまだ続きます。

wordpressの管理画面上でファイルのアップロードができない

こちらもテーマ、プラグインと同じ理由からですね。
アップロードしたファイルがGitの管理下に無いため、消えてしまいます。
テーマ、プラグインの追加は頻繁にするものでもないので、まぁいいかなと思えますが、ファイルのアップロードはしんどい。
投稿のアイキャッチ画像や、投稿内に使う画像をいちいちGitにコミットしてたら面倒くさすぎますよね。

なので、ここはcloudinaryというプラグインを使って解決しています。
このプラグインを追加すると、wordpressの投稿画面から、cloudinaryというクラウドの画像管理サービスにファイルをアップロードし、アップロードした画像を投稿内に使うことができるようになります。

しかし、この方法だと画像がすべて外部のリソースを読み込んでいることになるので、読み込み速度や、SEO的にはちょっと微妙かもしれません。

まとめ

いかがでしょうか。
正直、サイト構築に関する知識がほとんど無い方やGitの知識が無い方は厳しいと思います。
勉強目的でサイトを作るなら良いかもしれません。

逆に、サイト構築に関する知識が少しでもあって、普段からGitHubなどでソース管理をしている方なら少し手間はかかりますが、そこまで難しいことはないと思いますので、herokuで運用するのも選択肢の一つかと思います。
やはり費用面のメリットは大きいですしね。